掃除の中でも厄介なのが、水回り。
特に、お風呂場の掃除はいくら換気扇を回していても、窓が付いているお風呂で窓を開けても、ヌメリやカビとはなかなかさようならできません。
お風呂に置いてあるものが汚れるのはなぜ?
これは、ひとえに、常に水分があるからです。
以前、仕事でビジネスホテルにお邪魔したとき、ちょうど清掃の方が客室の掃除をしていました。
バスルームの掃除は、洗剤で洗うのはもちろんですが、その後洗面台もシャワーや蛇口もバスタブも全部水滴を拭き取ってしまうんですね。
シャワーのホースの中に水が残っているとシャワーヘッドから水滴が落ちてくることがありますが、ホース内の水が残らないように出し切って、バスタブに水滴が落ちないように注意した上で全て拭き取り、その後更に換気扇を回していました。
そうするのがいいことは頭ではわかっているのですが、なかなか毎日の生活の中でできることではないですよね。
きっかけは、銭湯通い
私の家は、築35年。1年半前に台所、洗面所、お風呂と言った水回りのリフォームをしました。
その間、約3週間。お風呂が使えないので銭湯に通うことになりました。
たまに行くくらいなら旅行用のシャンプーなどでもいいけれど、3週間毎日行くとなると、そんなこともしていられません。
ダイソーで適当な大きさのカゴを買って、いつも使っているシャンプーやリンス、石けんなどを入れてお風呂セットの完成。
銭湯が好きな常連さん達はみんなそんな風ですよね。
(これが今のカゴの中身。シャンプーはノンシリコンのアミノメイソン。
次女に肌荒れがでなければ晴れてレギュラーメンバーになる予定。)
そうして、それが数日続いた頃。
「シャンプーのボトルとか、せっけんとか、全然ぬるぬるしてないよね」娘たちとそんな話になりました。
銭湯に持って行って使ったあと、部屋の片隅に置いておいたのでちゃんと毎日乾くのですね。
もちろん、カゴやボトルの底や、せっけん箱は使っている分だけそれなりに汚れますが、今までお風呂に置きっ放しだった頃のような、底のぬるぬるなどが全然ない。
リフォームが終わって、新しいお風呂が完成したとき「もうお風呂場にシャンプーなどを置くのはやめよう」ということになりました。
掃除が格段に楽になった
今までは、備え付けの棚に入りきらないシャンプーなどはシャンプーラックを買って浴室内の隅に置いていました。
プラスチック、ステンレス、色々買い換えましたがどんな材質や構造でも程度の違いはあっても、置いてあるものもラック自体もやっぱり汚くなります。
新しいお風呂になったのを機に「銭湯セット」のまま、脱衣所のラックに入れてしまいました。
右:私と次女共用
中央:妹
左:せっけんシャンプーとリンス、バスソルトなど
父と母のものは母がこの提案に乗らなかったのでお風呂場の中にあります。
初めは「銭湯セット」のカゴごとお風呂に持ち込んでいたのですが、いつの間にかカゴの中から必要なものを取り出して持ち込むようになりました。
お風呂から出るときに一緒に持って出てきます。
体を拭いている少しの間でも、バスマットの上に置いておくとボトルの底の水分がきれいになります。
こうしておいても、カゴの中や周りは多少は汚れます。
でも、その汚れはホコリや髪の毛などの「乾いた汚れ」なので、浴室内のラックを洗うよりも、銭湯セットのカゴを洗う作業の方が格段に楽です。
せっけんも毎日一旦乾くので、せっけん箱の中でぬるぬる溶けたりしなくなりました。
余分なものが置かれていないので、お風呂掃除も楽になりました。
凹凸がある場所や、ものをよけて掃除をすると言うのは、とても手間です。
出来る限り平面に近いほうが掃除の動きが楽なのです。
最後に
私の家では、スチールラックにオープンな状態で置いてありますが、もっと見た目を重視するとカーテンなどをかけたらいいのかなと思ったりもします。
扉のある棚の中だと、乾ききらない可能性があるので棚の中がじめじめしてしまうかも知れません。
ただ、カーテンを付けるのもいいのですが、毎日のことなのでものを出し入れする時にいちいち開けたり閉めたりするのは大変だし、気がついたらカーテンは開けっ放しで単なる邪魔なものになりかねないな、と思います。
それであれば、見た目が自分好みのボトルや容器を使ったりしたほうがきれいかも知れません。
または、容器がすっぽり収まる高さのカゴにしたほうがいいのかな?
ただし、底がフラットなものだと通気性が良くないので、カゴ状になっているものがおすすめです。
やっぱり、決め手は、見せる収納の腕の見せどころ、でしょうか。
水回り、特にお風呂掃除は大変!!
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