冬になると特に気になる手荒れ。
ハンドクリームの欠かせない季節になってきました。
料理をしたり食器を洗ったり、洗濯の際の部分洗いや、日々の掃除。
1年中を通して水に接する機会の多い手は荒れやすく、冬になると空気の乾燥も手伝ってますます荒れてしまいます。
手荒れの犯人は誰だ?
私の家では台所のリフォームをした2年ほど前からビルトイン式の食洗器を使っています。
食洗器のおかげで手で洗う食器が格段に減り、塗り物の食器(お椀など)や調理器具くらいしか洗うものがなくなりました。
洗いものの量は減ったし、日々の掃除はマイクロファイバー雑巾を使っているので洗剤はほとんど使いません。
なのに、手がガサガサでかゆいのはどうしてだろう?と考えたとき、容疑者として浮上したのは、ハンドソープでした。
私は長いこと手を洗うのは固形石鹸を使っていたのですが、泡切れが早いので市販の泡のハンドソープにしてみました。
3本目を使う頃から急に手荒れがひどくなり、ひびやあかぎれが起こるようになってしまったのでした。
市販のハンドソープの成分は?
市販のハンドソープの多くは合成界面活性剤が使われています。
これだけでも既に手が荒れそうだなと察しはつきますが、更に「薬用・消毒・殺菌」などと言った効果を出すための成分も添加されています。
抗菌成分はアメリカでは使用禁止
2016年9月に、米食品医薬品局(FDA)は、抗菌作用があるとして売られているせっけんやハンドソープ、ボディソープ、除菌消臭剤などのうち、トリクロサンやトリクロカルバンなど19種類の殺菌剤が含まれる製品の販売禁止を発表しました。
また、この1年後には塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、クロロキシレノールの3種類について製造・販売が許可されなくなっています。
FDAがこれらの殺菌剤を禁止した理由は次の通りです。
・せっけんと流水で手を洗うことよりもこれらの殺菌剤が優れているというデータや科学的根拠がない
・これらの成分は長期的には有害な作用をもたらすデータがある
(抗菌薬耐性菌の発生や甲状腺ホルモンや生殖ホルモンへの悪影響)
日本の対応は?
これを受けて日本でも、厚生労働省がこれらの成分を含んでいる商品について別の成分への切り替えを促す発表をしています。
(厚生労働省HP トリクロサン等を含む薬用石けんの切替えを促します)
しかし、日本では、FDAが禁止とした19品目の殺菌剤に関して使用しないことを「促す」「要請する」であり、禁止はしていません。
また、FDAがこの発表の1年後には製造・販売を許可しないとした3種類については何の措置も取られていません。
メーカーではこれらの殺菌剤を使用せずに別の殺菌剤へ切り替えた商品もありますが、いまだに使われている商品も存在しています。
そして、代替えとして新たに使用されている殺菌剤は本当に安全なのか?と言う疑問も残ります。
また、1年遅れて製造・販売が禁止された3種類については、日本ではごく普通に使用されています。
殺菌剤が入った商品は、ハンドソープだけでなく食器や衣類・住居を洗う洗剤、空間にスプレーする商品もあります。そしてこれらはスーパーやドラッグストアに歴然と並び、毎日CMでも目にしています。
このような殺菌剤をはじめとする化学薬品は、別名があったりそれらの薬品の総称として製品に記載されている場合もあります。
よく調べてみなければこれらの19+3種類の殺菌剤が入っているかどうか不明瞭だったり、別名で記載されていたり、成分が公開されていない場合もあるのです。
わかったもの、できるものから変える
どれが安全で、どれが危険なのか。
それらについて警鐘を鳴らしている人も多くいる反面、売る側はそのことは多くを語らずに別の角度から商品をPRしたりします。
また、使い続けて慣れ親しんだものが良くないとわかっても別のものへ変えるとき、使い勝手が違い過ぎると使用を戸惑ったり不便に感じたりするかも知れません。
それでもやはり何らかの不調や異常を感じている場合は、できる範囲からで構わないので使用をやめたり違う製品に変えたりすることがベストだと思います。
おすすめのせっけん泡ハンドソープ2種類
FDAも「通常のせっけんと流水で手を洗うことは、自分自身や他者への感染予防において最も重要なステップ。」と言っていますので、手を洗うにはせっけんが良いと思います。
せっけんは固形でも構いませんが、固形石鹸は泡立てが大変だったり泡立てているうちに手にたくさんせっけんがついて洗い流すのに時間がかかったりすることもあります。
それに比べて、泡のハンドソープを使うとすすぎも素早くて便利です。
泡なら小さなお子さんでも上手に手を洗うことができますね。
また、料理中にも頻繁に手を洗うことも多いので無香料のものが安心です。
シャボン玉・バブルガード
清潔感のある白いボトルに、手のイラスト。
お子さんにも「これで手を洗おうね」と伝わりやすそうです。
300mlボトルと携帯用の50mlの商品があります。
・300mlボトル 通常価格 600円(税抜)
・詰め替え250ml 通常価格 420円(税抜)
・携帯用50ml 通常価格 500円(税抜)
成分:水、カリ石ケン素地
ミヨシ・無添加せっけん 泡のハンドソープ
クリーム色が優しい印象のボトルは、白を基調としたインテリアにもしっくり馴染みそうです。
ボトルは250mlと350mlがあります。
詰め替え用も220mlと300mlがあるのでボトルに合った容量を選ぶよう、注意して下さい。
・350mlボトル 通常価格 450円(税抜)
・詰め替え300ml 通常価格 350円(税抜)
・250mlボトル 通常価格 380円(税抜)
・詰め替え220ml 通常価格 260円(税抜)
成分:水、カリ石ケン素地
番外編:生臭いニオイにはコレ!
魚の生臭いニオイを取りたいときはステンレスソープがおすすめです。
生臭いニオイのもとはアミンと言う成分です。
アミンはステンレスと反応すると中和・分解されニオイがなくなります。
ご家庭の水道の蛇口がステンレスなら蛇口のパイプでも同様の効果があるそうです。
(シャワータイプの水栓はプラスチックのものも多いです)
最後に
私はミヨシの泡のハンドソープを愛用しています。
台所と洗面所にそれぞれ置いています。
せっけんのハンドソープはすっきり洗えて、余計なニオイがしないのも、気に入っています。
手荒れ? していません。
空気が乾燥しているときに時々ハンドクリームをつけますが、普段はほとんど使いません。
洗面所のハンドソープは洗面台を洗うときにも使うので少々減りが早いかも。
手荒れが気になる方はお試し下さい!
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