育児書と育児雑誌を、怒りと悲しみと一緒に大量処分した時のこと

子育て

今は、私はミニマリストになれたらいいな・・・とね、

いや、正確に言うと、無駄なものは出来るだけ手離して、好きなものだけに囲まれて暮らしたいなと思っています。

好きなもの、と言うのは、物質としてかたちあるものでもあり、人でもあり、考え方でもあります。

昔はホントにものが多かったのです。

そんな私が意識して捨てた「私にとって無駄なもの」のひとつは「育児書」でした。

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私には二人の娘がいます。
2000年生まれと、2001年生まれ。
ミレニアムベイビーと、21世紀ベイビーですね。(何気に、妙な達成感、あります)

が。

この二人、月齢で行くと1歳半差。
長女が早生まれなので学年はひとつ空いていますが、いわゆる年子になるのでしょう。

 

次女が生まれたばかりの頃、まだ長女は1歳半。

その頃はそんな言葉はなかったけど、私はワンオペでした。

お出かけするとなれば2人分のオムツ、着替え・・・。
母乳だった私はそれでもミルクグッズが無かったからまだ身軽だったかも知れません。

どっちを抱っこして、どっちをベビーカーに乗せる?!
お風呂はどっちから入れる?
朝ごはん、昼ご飯、晩ご飯、朝と晩はアレルギー食と夫のための普通食。
早く寝てくれないと、私も休めないよぅ・・・

お風呂から上がれば、泣いたり走り回ったり。
髪どころか全身自然乾燥。バスタオルどころかタオルを使ってない。
超ミニマリストな日々。

日常の全部が追われていて、ふたりとも食べ物アレルギーを持っていたから、長女の食事は手づくりが前提だったし、母乳で育てていた私も次女がアレルギーを持っているものは食べられない。

何が食べられないかって言うことよりも、食べられるものを数えた方が早い。

米、豚肉、白身以外の魚、野菜。

使っていい調味料は塩コショウ、オリーブオイルと昆布醤油。

妊娠中に18キロも太ったのに、産後2カ月でマイナス7キロまで体重は落ちて、ふらふらしていました。

それでも、慌ただしい毎日の中で、育児を楽にしたい、いい子に育てたい、そんな思いは勿論あって。

育児雑誌や、育児書を暇を作っては読んでいました。

 

そんな中。

皇室の方も参考にされているという、当時注目されていた育児書がありました。

読み終わるのか?と思うくらい分厚いそれを私も買いました。

 

ところがです。
その本は「4歳差育児」を大推奨していました。

育児に大切なこと、子供に教えたいことが色々書かれているのだけれど、何かにつけて「だ・か・ら、4歳離すといいんだよ」と締めくくって来る。

読んでも、読んでも、読んでも、4歳差!!

ある日、私は爆発しました。

 

うるさいよ!!

もう、1歳半差で産んじゃったよ!!

そんなに言うなら、家庭科の教科書にでも載せてもらいなっ!!

子供は授かりものなんだよ、4歳差になるように計画的に作るもんじゃないんだよっ!!

 

両足を踏ん張って、握りこぶしを作って、肩でぜいぜい息をしているような気分でした。

それから、その本を筆頭に育児書も、育児雑誌も全部全部捨てました。

 

私は、私が愛しいと感じたままに子供たちに接するんだ。

人として生きて行く上で困らないように必要なことを教えるんだ。

誰かの教え通りじゃなく、私が楽しく優しい気分で子供たちを見つめて行くんだ。

 

そうして、泣きながらぜ~んぶ捨てたあと、手元に残ったのは、たった数ページのリーフレットでした。

フェリシモのリーフレット。

毎月、育児の便利グッズや絵本が数冊紹介されていました。
それから育児に関するコラムが掲載されていました。

手にした月は、のっぽさんのコラムでした。

NHKの「できるかな」の、のっぽさん。

 

のっぽさんはね、こんなことを言ってました。

・子供、大人っていうくくりはなくて、みんな人なんです

・まだ知らないことや出来ないことが多いだけの人

・だから、僕は、子供ではなくて「小さい人」って呼んでます

 

「できるかな」という番組の中で、たくさんの「小さい人」に出合ってきたのっぽさんらしい言葉だと思いました。

子供だから仕方ないとか、子供だから出来ない、わからなくてもしょうがない、ではなくて

同じく「人」と言うくくりで、この世に生まれて日の浅い人たちを見つめてるんですね。

 

私はこの冊子に、長女が確か7~8ヶ月の頃に出合ってて、ずっとのっぽさんの大きな優しさが忘れられずにいました。

最後にこの冊子をもう一度読んで、捨てました。

 

心に響くものは、形として残っていなくても、ちゃんと覚えてる。

現に、あれから18年くらい経っているけどちゃんと覚えています。

 

育児書も育児雑誌も全部捨てても、一気に育児が楽になったわけではないけれど、私は人として「小さい人」に向き合いたいと、それだけは忘れたくないと思いながら今日に至っています。

私が捨てたかったのは、育児はこうしなければならないという思い込みや母親はこうあるべきと言う風潮だったのかも知れません。

 

そうそう、最後にひとつ。
これからのミニマリストは、お風呂上りにタオルを使わない。
全身自然乾燥がおすすめです。できるかな?

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